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マルプ代表のブログ(おやじの小言) Vol46
コミュニケーションについて
Vol.46
2021年9月5日
総理大臣が退任することになりました。たびたびここでもコロナ対応で触れてきましたが、このような事態になった要因としては、コロナ対応も含めて私のような不満を持った人が数多くいたのだと思います。それが総選挙の近いこの時期に自分の身が心配なセンセイ達の不安・不満につながり、こうなってしまったと推測されます。
その人々の不満の原因は政策そのものよりも、人々とのコミュニケーションの取り方にあったと考えています。危機の局面で「役人の書いた原稿をそのまま読む」「はっきりと物を言わない」「質問にまともに答えない」などが散見されました。
コロナ対策では、国民にお願いをするにあたっても、自分の言葉で話をしていないので、「どの程度ヤバイ状況なのか」、飲食店等へ営業制限をかけるにあたって「どれほど申し訳なく思っているか」が伝わってきませんでした。役人の書く文書は「後々問題にならないような無難な書き方」をするので、緊急事態宣言での記者会見等の場でそのまま使っても、気持ちの入っている言葉にはなり得ません。それを補うのが政治家の言葉なのですが、それがなかったのが残念でした。
今回の総理退陣に関しては、自分自身にも教訓となることがありました。改めてコミュニケーションの難しさを考えさせられました。
この「おやじの小言」を始めたきっかけの一つは、権限委譲を進める中で、保科が直接、個々の方とコミュニケーションを取る機会が減ることもあり、それを補うために始めたということにありました。ただ、今のやり方が完全に良いとは思っていません。私から皆さんに伝える内容、皆さんとの距離の取り方、伝える手段、伝えた内容のフィードバックをどのように取るか等の課題はあります。
普段のコミュニケーションでも、理由や背景を説明するのが手間なので結果だけを伝えるとか、難しい顔ばかりしているとか、言い方がきつい、とか自身の良くない部分も振り返ったみるとあるように思います。
9月からデジタル庁という国の組織ができました。以前も触れましたが当社もデジタル化を進めたいと思っています。このコミュニケーションの領域でもデジタル化を進める余地はたくさんあると思っています。まずは伝える内容を整理した上で、着手していきたいと考えています。
会社として数字を追うための活動に注力する必要はありますが、それに注力するためにも日々のコミュニケーションのあり方も今後考えていかないといけない、と総理退陣のニュースを聞いて改めて思いました。
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