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マルプ代表のブログ(おやじの小言)vol83
ハラスメントについて
No.83 2022年5月15日
先日ある IT 関係の会社経営の話の中で、「うちの会社は、お客様より従業員を、より大 事にする方針で経営しています。」という話がありました。
当社でも同じです。どこの会社でも同じようなことを言っているな、と感じました。
昨年の 4 月に厚生労働省から、利用者から職員(他の利用者も含む)への暴言、暴力、 性的いやがらせなど(ハラスメント)については厳しく対処するよう方針が出ていま す。またこの時期に改定された当社と利用者との契約書でも、この種の内容が追加され ています。
利用者から職員等に対して上記のハラスメントが定常的に発生している場合、認知症や その他の病気が理由とはいえ、これを放置してはいけません。このような場合、以下の 対応を検討する必要があります。
1 まずは利用者に穏やかに対応していただけるよう介護の現場で工夫する。
2 それでも、だめな場合は、薬の力を借りるなど、医療的な対応で避けることができないか管理者が家族やケアマネに相談する。
相談した結果、「今のままで我慢してよ」という返答だった場合、管理者は保科に相談し てください。場合によっては、利用を断ることも検討します。
町田鵜野森で、職員に対して暴言・暴力のある利用者に関して、その利用者のご主人と 保科が話をしました。話をすると、ご主人は医師から「薬をある程度飲めば穏やかには なるが、歩けなくなる」「薬を制限すれば荒れることもあるが、歩行はできる」。このど ちらを取るかだと言われているとのことでした。結果、ご主人は「薬を制限すれば荒れ ることもあるが、歩行はできる」方を選択しました。「そうであれば、当方のご利用は控 えていただくしかない」と保科からは伝えました。
これはハラスメントへの対応の一例でもありますし、介護の現場で、利用者(お客様) より従業員を、より大事にする例だとも言えます。
知らない人に暴力をふるえば、犯罪行為です。介護を必要とする人で「普通の人が行え ば、犯罪行為になることを行っている」ことは、認知症や他の病気が理由で起こりえます。ただ、それに対して何も行動を起こさず、「ただ耐えろ」というのは正常な状態では ありません。そのような状態があれば何らかの対応を取る必要があります。そのような 状況があれば、管理者または保科に相談してください。
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