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マルプ代表のブログ(おやじの小言)vol100

国葬について

No.100

2022年9月25日

9月27日に安倍元総理の国葬が行われます。

今更やめるわけにはいかないでしょうが、国葬には反対の立場です。

一番の理由は、安倍元総理は 「国葬」に値する人? という点です。

戦後、国葬を行った総理経験者は吉田茂のみ。在任期間が長かったことを除けば、歴代総理と比べて安倍総理が秀でている点は見当たりません。安倍総理の在任期間に国が豊かになったでしょうか。国会での質問にまともに答えないなど、国の質の劣化を助長しているような気もします。在任期間が長いのも、野党が弱すぎるのと、自民党内の議員のレベルが落ちているのが要因と思っています。

昭和天皇が亡くなったとき、「大喪の礼」というのがありました。これは国葬ではありませんでした。内閣の主催で行われたとのことです。昭和天皇と安倍総理のどちらが、国葬という形に値するかと問われれば、戦争責任の議論はあるものの、それに値するのは、昭和天皇と思います。大喪の礼の時に生きていた者の感覚としては、国民の弔意の範囲・深さを考えても、昭和天皇とは格が違いすぎます。

海外ではエリザベス女王の国葬がありました。ここでも国葬の対象となる方の格の違いを感じました。また国葬に至る手続きの違いもありました。イギリスでは民主主義国家の国権の最高期間である国会の承認を得て行われるのに、日本ではなぜ国会承認がなく、時の総理の思いつきで行われるのか。岸田総理の一時的な個人的な感情で決めたように思われます。

費用の問題や旧統一教会の問題もありますが、それらを除いても日本の軽さや弱さを感じる事象です。自分がおっさんになってきたせいか、年々政治家の質が落ちている気がしています。特にここ10年ほどは、それを顕著に感じています。政治家の多くが戦争を経験していない世代に移行していることと無縁でないようにも思います。

岸田総理には、政治家を引退した時に、この国葬の判断が適切だったか聞いてみたいと思っています。

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